バッテリーの取り扱いのウソ・ホント

バッテリーの取り扱いのウソ・ホント

様々なところでバッテリーを長く使うために、安全に取り扱うために、そして便利に使用するための記事が公開されています。

しかし、目にするたびに「それぞれの自己主張」に食い違いを感じたので、まとめてみました。

定義と種類と用語

まずはここでいうバッテリーとは充電できる電池の事とします。

充電電池には大きく分けて「ニッカド」、「ニッケル水素」、「リチウムイオン」の3種類あります。
それぞれの特徴は次の通りです。

ニッカド電池(ニッケル・カドミウム充電池)

500回程度の充電に耐えられますが、自己放電してしまうことと、継ぎ足し充電などをおこなうとメモリー効果と呼ばれる相対充電容量が減少してしまう欠点があります。
ハンディ掃除機など短期大放電が必要とされる製品で利用されています。

ニッケル水素充電池

ニッカドの倍以上の容量を発揮でき、弱点はニッカドと同様ですが技術改善がなされているので性能は上昇しています。
ハイブリッド自動車や電動歯ブラシ、髭剃りなどの日常製品、エネループなどで利用されています。

メモリー効果に対しては、充電機や本体に適度な放電を行いメモリー効果を軽減するリフレッシュ機能がついていたりします。

リチウムイオン

高容量で500回以上充電することができ、メモリー効果や自己放電による容量低下などが少ないという特徴があり、ノートパソコンやスマホなどで用いられています。
反面過充電や、過放電により、高発熱や発火、さらには爆発といった危険が伴う性質があります。そのため、市販されているリチウムイオン電池にはさまざまなな安全回路が盛り込まれています。
本体に加えて充電器の装備にもコストがかかるのでリチウムイオン以外の電池がなくなることはありません。

と、三種類紹介しましたが、それぞれ特性や最適な利用方法が異なるのにもかかわらず、取り扱いの説明記事では、いちいちこれから説明する対象は3種類の中のこれのことです。とは言ってくれていません。そのせいもあり真偽が疑わしく感じられてします原因です。

とりあえずスマホや高価なノートPCを対象にした説明書はリチウムイオンであり、一般的な話題の場合はニッケル水素と思えばよいでしょう。

用語

  • 寿命とは
    バッテリーが持つパワーの量が例えば50%に半減した状態になった時に寿命と呼びます。
    全てのバッテリーは使用することでの疲労よりも、充電することの疲労度のほうを念頭に置いているようです。
  • バッテリーが空になる、の空とは?
    ここが50%前提の場合と30%のものとでは物言いが大きく変わってくるので見極めが必要です。
    製品自体が動作しなくなったり、チェック機能が働きアラートを出した時点で空と判断する場合はまだまだ容量が残っていることがあります。
    対して電球などのようにチェック機能がなく完全に使い切るまで私用した場合をとりあえず0%としたとします(0%とは限らないのですが)。
    製品がコントロールしている場合は実際には空ではなくメモリー効果の影響を受ける状態かもしれません。
  • メモリー効果とは
    完全放電されていない状態のバッテリーに充電すると総容量が減少してしまう現象のこと
    結果的に本来の寿命よりも早く容量が減ってしまいます。
  • リフレッシュ機能とは
    メモリー効果などで見かけの容量が減ってしまったものを回復すべく、バッテリーを放電する機能です。
    通常は充電器に備わっている機能ですが本体に実装している製品もあります。
  • トリクル充電とは
    バッテリーは過充電で劣化するため約80%付近まで充電したのちは微弱な電流で充電するようにしてバッテリーの劣化を抑える機能

ウソ・ホント

  • バッテリーを使い切ると劣化する
    バッテリーの性質上完全放電は劣化してしまうようです。
  • 過充電も劣化する
    満充電後の過充電も劣化してしまうようです。
  • 購入したバッテリーをそのまま放置はNG
    不良品の確認の意味でも放置はまずいのでこれは正解とします。
    またそのままでは性能を発揮できる状態ではない時があるようです
  • 満充電し、通常使用で残量が空になるまで使用し、空になったら満充電
    上記を5回ほど繰り返す。(ロア)
    ようはここまでやらないと本来の適切な状態にならないということのようです。
  • バッテリーは長期間使用しないと、バッテリー内の化学反応に悪影響を及ぼす
    使い続けると疲れるという発言が見られないので適度に使用していたほうが良いということです。
  • 長期保管はNG
    これは保管方法により寿命が短くなることがあるという意味では正解。
    しかしこれでは身もふたもない。
  • バッテリーは満充電をしても一か月ほどで残量がなくなる
    バッテリーの種類にもよりますが自己放電してしまうということです。
    残量の程度が不明
    また機能改善で満充電のまま年単位で保存できるバッテリーも存在します。
  • 長期保管するときは満充電をして冷暗所に保管
    冷暗所が良いのは正しく、冷蔵庫がよいとの意見もあります。
    じゃあ満充電はというと
  • バッテリーは充電すればするほど寿命が早まる
    充電回数500回という数字に縛られすぎのような気がしますが・・
    使えば使うほど寿命が早まる、と同義
    リチウムイオンの場合は単純に回数ではなく容量×回数が寿命だと思って法が良いようです。
    この解釈では継ぎ足し充電でも劣化しないということになります。
    ただし過充電の回数は増えてしまう率が高まります。
  • 使用しない時には50%ほどの容量の状態で冷暗所に保存する
    この場合は無駄な満充電をしなくて済むのと、使用したバッテリーをそのまま保管することができるので一石二鳥でしょう。
    こちらを信じた方がお得だと思います。
  • バッテリーを装着したまま放置はNG
    一つは液漏れなどの腐食を避けるためですが、もう一つは、電源が常時通電している機器のばあいバッテリーが過放電に陥り性能が劣化するということがあります。
    例え電源スイッチがあっても通電している機器が多数あります。充電方法、充電機器に関しては
  • なるべく使い切ってから充電する
    これは充電回数を減らすことと、メモリー効果を減らすことに効果があります。
    例えば使用量が90%くらいなのに満充電を繰り返すことは、メモリー効果が発生しやすくなるのと過充電のリスクがより高まるということ、そして充電回数の制限も受けやすくなるということです。
    一般に500回前後といわれている充電回数は毎夜1回だけだと1年半ほどで寿命を迎える計算ですが、常時USB給電などをしている場合それよりも短くなるということのようです。
  • 長時間充電のまま放置しない
    一つは、充電機器の性能によりますが過充電は良くないということです。満充電したら充電がストップする機器なら良いということでしょう。
    もう一つは、充電時には火災の危険があるということです。
    旅行の時など当たり前に充電したまま寝てしまいますが。。
    するなと言われても何なので、旅行の時には電源の延長コードを用い安全な場所で充電する。
  • 車の中に放置しない
    これは劣化や変形の恐れがあるということです。
    ソーラーバッテリーを所有しているのですが、これは、熱対策はされていても寿命的には長持ちしない製品であるということで良しです
  • 使用する前日に充電する
    これは満充電で保存するなという意味にとれるので、「満充電で冷暗所」と相反します。
    メモリー効果の影響もあるので理想的にはリフレッシュをして満充電を前日までに終わらすこと、が正しくなります。
    そしていつ何時出動するかわからない製品に関しては「対象外で見なかったことにする」ことになります。
    さらに必ずしも前日にこだわる必要はなく、1週間前でも問題はないでしょう。
    もしも1週間前で問題がある場合は予備のバッテリーが必要というのが正しい回答になっているはずです。
    なので、、
  • 満充電で保存した場合は前日に追加充電はしない
    こちらは正しいといえます
  • 使用しながら充電してはいけない
    これの説明にバッテリー自体の負荷を理由に挙げている記事を見ましたが、それよりは、充電機能の過負荷による発熱により隣接しているバッテリーも痛む のほうが正しいように思います。
    バッテリーうんぬんより総合的に寿命が縮むので行わない方がよいのは言うまでもありませんが、バッテリーの寿命が短くなっても使い勝手を優先するという選択肢もあります。
    純正の半値以下のバッテリーでどちらが安上がりかを競うのもありでしょう。
    使用しながらの充電がよくない理由に充電回数の制限があります。
    充電している最中でも電源を入れっぱなしのスマホなどが実は充電中に充電と放電(使用)を繰り返していて、充電回数にカウントされるというものです。
    電池の寿命を表示できるバッテリーの場合このカウント数がリミットになったらアラートを出すような仕組みになってたりするようです。
    しかし、これがたとえそうであったとしても、これは気にしてもしょうがないことです。

バッテリーの正しい使い方

結局のところバッテリーを効果的に使う使い方とは、次のようなもの?
※業務用途はもちろん異なる基準が必要です

  • 使い切るまで使用し、満充電したら必ず満充電したことがわかるようにする。
    なぜ満充電であることが一目でわかる機能がないのかが不思議です。
    何回でも貼りなおせるガムテープなどでマーキングするなど工夫しましょう。
  • 充電回数を減らす
    減らすことで寿命が伸びます
  • 高価なバッテリーを使う
    高容量のものがあればそちらの方が充電するタイミングを遅らせられます。
    ただし、使用量にかかわらず毎晩充電している場合は微妙。
    1日もたないとか、ぎりぎり2日もたないとか、の時には効果あり。
  • 安価なバッテリーを使用する
    純正よりも安価なバッテリーを使用しているということで細かいことを気にしないようにします。
    紛失や破損や充電の失敗などの損失を鑑みると、安価な製品に軍配が上がるとおもいます。
  • ギリギリまで使用する
    バッテリー交換ができるのであれば予備バッテリーを持ち歩くことで最大限の効果を発揮できます。
    ただし予備バッテリーの管理が微妙なので安物あるいは除妙まじかなバッテリーがよいでしょう。
  • 外部バッテリーを用意する
    交換できないスマホなどの場合に、直前に外付バッテリーを差すことは充電回数が増えてしまう場合と、それでも充電回数が抑えられる場合とがあります。
  • 省電力モードにする
    わざわざ無駄に起動しておく必要はありませんので、気が付いた時に不要なアプリを停止するのは良いことでしょう。
  • 保障期間内にバッテリーを交換する
    初年度に無料交換できるスマホなどではそもそも雑に扱っても1年以上持つのであれば気にする必要はありません。
    スケジュール表に必ず記録しておきましよう。
  • 適切なタイミングで交換できるように計画する
    一番良いのは電池切れに対応できる時間帯に電池切れになるようにすることです。
    例えば会社で勤務中にはスマホが必須ではないのであれば、ちょうどその時間帯に電池切れを起こし、なおかつ退社までに充電が完了するように計画できるlことです。
    これなら理想的な使い方ができることでしょう。
    時間調整に、スマホを使い切るか、使い切らないけど充電するかは、その場その場で決めれば十分でしょう。
  • パチンコ屋など充電サービスを確保する
    空になったのを良い事にこういったサービスを利用しながら時間をつぶすのもありです。
  • 延長電源コードの携帯
    発熱発火の恐れがあるようなので安全なところで充電するように心掛けないといけません。
    埃だらけのコンセントなどはご法度です。 旅行などの時には延長電源コードを必ず持参しましょう。
  • 予備バッテリーを持ち歩く
    予備バッテリーを携帯することでバッテリーを使い切ることができます。予備バッテリーは使い切るまえに充電されることになるので安価なものや、寿命を迎えた使用済みのバッテリなーどが適しているといえます。
  • 熱対策をする
    リチウムの場合45度でもうすでに危険温度とかいう話もあります。車内放置がNGな温度です。
    なので、充電しながらの使用はもちろん、ジャケットをつけての充電さえも劣化につながるようです。
  • 気にしない
    一切気にしないことの費用隊精神的効果を比較してみるのも良い事でしょう

 

 

以上

とりとめのない、

バッテリーの取り扱いのウソ・ホント

でした。

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